消防の仕事を退いたのちは、
農業で町のために奔走する
福島 章さん
小川町を含む比企郡の消防本部に40年近く従事していた福島さん。ハスキーな声で威勢よく話す姿から、現場を指揮していたころの様子が容易に想像できる。
農業は、忙しい時期に父の田畑を手伝う程度だったが、定年を機に本腰を入れることに。現在は、必要最低限の農薬を使ってトマト、とうもろこし、ブロッコリー、キュウリなどを栽培し直売所で販売するほか、有機農法による米の契約栽培も手掛けている。
「農業は難しいよ。何回も失敗してる。サツマイモはイノシシに荒らされるし、スイカはアライグマが手をつっこんで食べちゃうし」。「農業を始めたら2~3年で12kg減った。作る人の大変さが良くわかったよ」と豪快に笑う。冬にはボランティアで林業の手伝いも。「仲間たちと山の木を切り出してる。切った木は椎茸づくりに使ったり、暖炉やってる人にあげたりね」。今も、町に暮らす人を想い、奔走する日々が続いている。
福島さんのお野菜・お米を買うなら
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道の駅おがわまち
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JA直売所 など