日本酒の杜氏の技術を生かし、
有機農業と自然派ワインに挑む
武蔵ワイナリー(福島 有造さん)
2017年、「有機の里小川ワイン特区」として国から認定を受けた小川町。この地で農薬を使用しない、有機農業によるブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して手掛けているのが、元は銀行マンの経歴を持つ福島さんだ。畑を訪れると、高温多湿の日本の気候では難しいとされるワイン用ブドウが、完全無農薬で、たわわに実っていることに驚かされる。「“ 小公子”という品種です。試行錯誤の末、ブドウ棚の上に付けた雨除けが奏功して、収穫量がぐんと増えました」。じつは、福島さんは、町の酒蔵「武蔵鶴」の杜氏でもある。そこで得た技術をワインづくりにも生かしながら、「余計なものは何もいれない、小細工のない、小川の特色が純粋に詰まった赤ワイン」づくりを目指す。これまで醸造は他県に委託してきたが、念願のワイン醸造所を小川町に建設し、すべての工程を小川町の中で行う正真正銘の“小川町ワイン”が完成する。濃くて美しい赤色が特徴の、今まで以上に小川町の気候風土をつめこんだ“小川小公子”は、「有機の里小川」の新しい顔として人気を得ていきそうだ。
福島さんのワインを買うなら
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武蔵ワイナリー(埼玉県比企郡小川町高谷104-1 / 0493-81-6344(10:00〜17:00))
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https://musashiwinery.com/(HP ※オンラインショップあり)
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https://www.facebook.com/musashiwinery/(Facebook)
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玉成舎直売所(埼玉県比企郡小川町小川197 / 0493-74-3013(11:00~20:30))