新規就農から1年半
農薬に頼らない野菜づくりを志す
豊八農園(高橋 豊さん)
「母方の実家がネギやこんにゃくを栽培する農家で、祖父が早くに亡くなったことを機に、農薬の環境や体への影響について考えるようになったんです」。一度は都内で就職するも、働きながら小川町の有機農家で学ぶ農業準備校に通い、2016年に就農。農薬を使わず、自然の循環に寄り添う野菜づくりに奮闘している。
基礎的な知識はあるものの、新たな農地で自ら実践するのは初めて。特に土づくりは、試行錯誤の積み重ねだ。研修先では、落ち葉や鶏糞、米ぬかなどを発酵させる「踏み込み温床」の土で苗を育てていたが、2年の熟成期間が必要なので、代用の土を自ら配合した。「1年目は苗が思うように育たず苦労しましたが、土をふるいにかけるといった小さな工夫でも育ち方が変わり、試しただけ返ってくるから楽しい。いずれは加工品も手がけてみたいですね」
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